蒸し器の代用鍋で簡単に蒸す方法と注意点
蒸し器がないけれど、肉まんやシュウマイ、茶碗蒸しを作りたい。そんなときに頼れるのが蒸し器 代用鍋です。鍋とお皿、ザルなどを組み合わせれば、専用の道具がなくても蒸し料理を楽しめます。
この記事は、蒸し器の代用鍋を探している方が、家のキッチンで安全に蒸すための手順とコツだけに絞って分かりやすくまとめます。
- 鍋で蒸し器代用を成立させる基本構造が分かる
- 鍋とお皿、鍋とザルの具体的な手順が分かる
- 水滴や空焚き、やけどを防ぐ注意点が分かる
- 鍋以外の代用法も含めた使い分けが分かる
蒸し器代用鍋で作る基本手順
- 鍋とお皿で土台を作る方法
- 鍋とザルで蒸すやり方
- 蓋に布巾で水滴を防ぐコツ
- 水がなくならない注意点
- 火傷を防ぐ安全対策
鍋とお皿で土台を作る方法
蒸し器 代用鍋の基本は、鍋の中に水を沸かす空間と、食材を置く台を作ることです。やり方は難しくありません。深さのある鍋を用意し、鍋の底に逆さにした耐熱の器や小皿を置いて土台にします。その上に、食材をのせた別のお皿を置き、ふたをして蒸気で加熱します。
この方法のよい点は、シュウマイや小籠包、肉まんのように、平らなお皿に並べたい料理に向くことです。鍋の中で食材が安定しやすく、蒸気が回ればふっくら仕上がります。
注意したいのは、使う器の耐熱性です。急な温度変化が起きると割れる可能性があるため、耐熱表示のある皿や、オーブン対応の器などを選ぶと安心です。高さを出しすぎるとふたが閉まらないこともあるので、鍋の深さと食材の高さに合わせて土台の器を決めると失敗しにくくなります。
鍋とお皿で蒸す流れの目安
水を入れる、土台を置く、食材皿をのせる、沸騰させてから蒸す、の順番を守ると安全です。お湯が沸いた後に皿を入れようとすると、蒸気や熱湯で手元が危なくなりやすいため、準備を先に整えてから火にかけるのがコツです。
鍋とザルで蒸すやり方
鍋の中に入る金属製や竹製のザルがあれば、蒸し器 代用鍋としてさらに手軽に使えます。土台を作った上にザルをのせ、ザルの中に食材を並べてふたをし、蒸気で加熱します。ザルは水切れがよいので、蒸し野菜やおこわのように、余分な水分を溜めたくない料理と相性がよい方法です。
ポイントは、水面とザルの底が触れない高さを確保することです。水に触れると蒸すのではなく茹でる状態に近づき、食材が水っぽくなったり、崩れたりしやすくなります。鍋のサイズに対してザルが大きすぎる場合は、鍋を変えるか、別の代用法に切り替えるほうがスムーズです。
また、プラスチック製のザルは熱で変形するおそれがあるため避けたほうが無難です。金属製や竹製のザルを選び、ふたを閉めて蒸気を逃がさないようにします。
蓋に布巾で水滴を防ぐコツ
鍋で蒸すと、ふたの裏側に水滴がつきます。この水滴が落ちると、蒸しパンがべちゃっとしたり、肉まんの表面が水っぽくなったりする原因になります。そこで役立つのが、ふたに布巾を巻く方法です。布巾が水滴を吸い取り、食材への落下を減らせます。
ただし布巾の扱いには注意が必要です。ふたから大きくはみ出すと、コンロの火に触れて危険です。ふたの外周から垂れないように折りたたみ、持ち手部分の操作ができる形で固定します。蒸気を閉じ込めるためにふたをしっかり閉めつつ、布巾で水滴だけを受けるイメージです。
蒸し料理によっては、水滴が多少落ちても問題になりにくいものもあります。たとえば蒸し野菜は多少の水滴が落ちても仕上がりに影響が出にくいことがあります。逆に、プリンや茶碗蒸しのように表面の状態が仕上がりに直結する料理は、水滴対策をしておくと見た目も整いやすくなります。
水がなくならない注意点
蒸し器 代用鍋で見落としがちなのが水切れです。蒸している間、水は少しずつ蒸発します。調理時間が長い料理や、火力が強すぎる状態では水が早く減り、空焚きにつながるおそれがあります。空焚きは鍋を傷めるだけでなく、煙や焦げの原因にもなりかねません。
対策としては、最初に適量の水を入れておくこと、途中で様子を見られる料理は水量を確認することが基本です。水を足す必要がある場合は、冷たい水を急に入れると鍋の温度が下がりやすいので、可能なら熱湯を少量ずつ加えると安定します。加えるときは蒸気で手元が危険になりやすいため、火を弱めてから慎重に行います。
水量の考え方
水が多すぎると食材の皿やザルが浸かりやすくなります。水が少なすぎると蒸発でなくなりやすくなります。食材が水に触れない範囲で、蒸す時間に耐えられる量を入れるのがちょうどよいバランスです。
火傷を防ぐ安全対策
蒸し料理は蒸気の温度が高く、ふたを開けた瞬間に蒸気が一気に出ることがあります。顔を鍋の真上に近づけない、ふたは手前側を少し開けて蒸気を逃がしてから全開にする、といった動作だけでも安全性が上がります。
また、鍋の中のお皿やザルは非常に熱くなります。素手で触らず、ミトンや耐熱手袋、トングなどを使います。お皿ごと取り出すときは、持ち上げた瞬間に水滴が落ちることもあるため、流し台の上で作業すると片付けも含めて安全です。
家庭での蒸し器代用は便利ですが、急いでいると手元が雑になりやすい場面でもあります。火を止めてから動かす、置き場所を先に確保する、子どもやペットが近づかない環境にするなど、段取りが事故予防の鍵になります。
代表的な代用法の向き不向き
| 代用法 | 向く料理の例 | 仕上がりの特徴 | 注意しやすい点 |
|---|---|---|---|
| 鍋+皿の土台 | シュウマイ、肉まん、茶碗蒸し | 皿に並べやすく安定 | 皿の耐熱性と高さ調整 |
| 鍋+ザル | 蒸し野菜、おこわ | 水切れがよくさっぱり | 水面に触れない配置 |
| ふた+布巾 | 蒸しパン、プリン、肉まん | 水滴を抑えて見た目が整う | はみ出しによる火の危険 |
蒸し器代用鍋の応用アイデア
- フライパンと耐熱皿で代用する
- フライパンとアルミホイルで代用する
- 電子レンジと耐熱皿で蒸す
- 圧力鍋と蒸し皿で時短する
- 蒸し器代用鍋のまとめ
フライパンと耐熱皿で代用する
鍋が小さい、あるいは手持ちの鍋よりフライパンのほうが深い場合は、フライパンでも蒸し器の代用ができます。ふた付きで、ある程度の深さがあるフライパンが向きます。底に耐熱の器を逆さに置いて土台にし、その上に食材皿を置く手順は鍋と同じです。
この方法のメリットは、取り回しがよいことです。フライパンは口径が広いものが多く、食材を並べやすい傾向があります。茶碗蒸しやプリンのように器を複数並べたいときにも便利です。
注意点として、フライパンの深さが足りないとふたが閉まらないことがあります。台座を低めにする、器の高さを抑えるなど、全体の高さを調整することがポイントです。準備を整えてから水を沸かす流れにすると、手元の危険も減らせます。
フライパンとアルミホイルで代用する
浅いフライパンしかない場合でも、アルミホイルを工夫すれば蒸し器の代用がしやすくなります。よく使われるのは、アルミホイルで台座を作る方法です。丸めたアルミホイルをいくつか作って並べ、その上に耐熱皿を置いて蒸します。フライパンの形に合わせて高さを調整できるのが利点です。
もう一つは、食材をアルミホイルで包んで蒸すホイル蒸しです。ホイル蒸しは洗い物が減り、魚やきのこ、野菜などで作りやすい方法です。食材から出るうまみが包みの中に残りやすいので、味のまとまりも出やすくなります。
ただしアルミホイルは軽いため、作った台座が不安定だと皿が傾くことがあります。しっかり厚みを持たせ、複数個で支えて安定させると安心です。ふたの水滴対策として布巾を併用すると、食材が水っぽくなりにくくなります。
電子レンジと耐熱皿で蒸す
火を使わずに短時間で蒸したい場合は、電子レンジでも蒸し調理ができます。耐熱皿に食材を並べ、少量の水を加えてラップをふんわりかけ、加熱します。蒸気が抜ける余地を残すことで、蒸しに近い状態になります。
電子レンジの特性として、加熱ムラが起こることがあります。途中で向きを変える、量を増やしすぎない、加熱を分けるといった工夫で調整できます。野菜の温めや少量の蒸し調理には向きますが、厚みのある肉まんなどは中心まで温まりにくいことがあるため、様子を見ながら追加加熱します。
キッチンペーパーを濡らして食材を覆う方法もあります。水分が保たれやすく、葉物野菜などが乾きにくい点が助けになります。いずれも、取り出す際は皿が熱くなっているため、ミトンなどを使って安全に扱います。
圧力鍋と蒸し皿で時短する
圧力鍋や電気圧力鍋がある家庭では、蒸し料理の時短がしやすくなります。密閉して加圧する仕組みのため、短い時間で火が通りやすいのが特徴です。ザルや蒸し皿を使えば、蒸し調理として活用できます。
注意したいのは水量です。水が少なすぎると空焚きの原因になりやすいため、取扱説明書に沿って必要量を確保します。また、途中でふたを開けて様子を見ることができない機種もあるため、加熱時間の設定と安全弁の扱いは慎重に行います。
電気圧力鍋は火の番がいらず、忙しいときにも便利ですが、蒸し台の高さや入れられる容量は機種によって異なります。食材が水に触れない高さを確保し、無理に詰め込まないことで、蒸気の通りも安定しやすくなります。
蒸し器代用鍋のまとめ
- 蒸し器 代用鍋は鍋と台座で蒸気空間を作る方法です
- まず深めの鍋とふたがあるかを確認すると進めやすいです
- 鍋とお皿の土台は点心や茶碗蒸しに向きやすいです
- 鍋とザルは蒸し野菜やおこわなど水切れ重視に合います
- 食材が水に触れない高さを確保すると水っぽさを防げます
- ふたの水滴は布巾を巻くと落ちにくく仕上がりが整います
- 布巾は火に触れないようはみ出しを抑える工夫が必要です
- 蒸し時間が長い料理は水切れ対策で空焚きを避けられます
- 水を足すなら安全のため火を弱め熱湯を少量ずつ加えます
- ふたは手前から少し開けて蒸気を逃がすとやけどを防げます
- 皿やザルの取り出しはミトンやトングで安全に行えます
- フライパンでも耐熱皿の台座を作れば代用しやすいです
- 浅いフライパンはアルミホイル台座やホイル蒸しが便利です
- 電子レンジは手軽ですが加熱ムラに合わせた調整が必要です
- 圧力鍋は時短向きで水量と説明書の手順を守ると安心です